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【パシュミナとは】
数年前にテレビショッピング等で売られた商品名で、認知が広がったと言われているパシュミナ。このパシュミナに明確な定義がないことが問題なのですが、一般的には「インド・ヒマラヤ地方の標高5000m以上の山岳地方に住むカシミヤ山羊の抜け毛」とされていて、一部の貴族がこの抜け毛を集め衣料にしたのが始まりと言われています。
【パシュミナの品質】
カシミヤ山羊からとれるので、普通のカシミヤ同様にカシミヤ繊維なのですが、通常のカシミヤより質が高いとは言えません。「インド・ヒマラヤ地方の標高5000m以上の山岳地方に住むカシミヤ山羊の抜け毛」なので、希少性は非常に高く、その希少性が良いものと誤解・脚色されて売られている背景があるのです。
【なぜ偽物と言えるのか？】
Webで調べると数千円程度のパシュミナ商品が沢山あります。よく考えれば分かるのですが、「インド・ヒマラヤ地方の標高5000m以上の山岳地方に住むカシミヤ山羊の抜け毛」がこれほど大量に安く存在するわけがありません。希少性が高いので、通常のカシミヤ商品より高くなければ、偽物と疑うべきでしょう。
【品質表示】
上記の通り、パシュミナはあくまで総称であり、素材名はカシミヤ繊維です。
そのため、パシュミナ100％というのは法律的にNGで、カシミヤ100％となります。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。ストール・マフラーを探すとパシュミナという名称はよく見るのですが、信じてはいけません。本物であっても、希少性の高い抜け毛なので、通常のグレードの高いカシミヤ商品を買った方が幸せになれますよ笑